万紫千紅考察 オルヘルの謎 (1)

オルヘルの謎 (1) ブログ

オルヘルの謎

 万紫千紅の追加DLCが早くも発表されました。

 準主人公の4人、ベルトラン・アナトリア・オルヘル・タリムーンの物語が明かされるということで、今から2027年のリリースが楽しみです。

 個人的に、最も育成したいのはアナトリアですが、最も気になるのはオルヘル編です。

 ここには本編の核心に迫る謎が残されているからです。

 今回は手元にある情報を基に、謎の美機械・オルヘルについて考えてみたいと思います。

瓜二つな素顔

 オルヘルがユ・ファスであるらしいことは、本編で強く示唆されています。

 容姿が瓜二つであることは、大剣闘祭で明らかになりました。

 宰相マルティナ(マリア)の命を受けたキリークが、執拗にオルヘルの仮面を狙って攻撃し、素顔を晒すことに成功しています。

キリーク
・神金製の仮面…なるほど、宰相殿(※マルティラ)がやたら気にかけていたのは、この神官どのか。
 それにしても、いかにも頑丈そうな仮面だ。これを破壊するのは、少々骨が折れそうだ。

キリーク
・ネイサン、我々の役目が何かは、ちゃんと覚えているな?

ネイサン
・…俺は気乗りしない。そちらはやはり、お前に任せたい。

キリーク
・…承知した。貴公の援護くらいは期待しておいても構わないだろうな?
 まぁ、とにかくよろしく頼むぞ、ネイサン。何しろ、王の御前であるからな。

イオ
・ネイサンさんもキリークさんも相変わらずの強さだったな。
 だが、なぜ彼らは執拗にオルヘルの仮面を狙ったんだ?
 効果的な戦術とも思えないが。
 あの二人は無駄なことをするような方ではない…。ならば、誰かに指示されたのか…?

なぜ突っ込まない?

 また、オルヘル外伝においては、オルヘル本人の口から、決定的と言える言葉が発されています。

オルヘル
・それ(※ユ・ファスの指輪)に元々は私の物なのに、そのような無理を…(※10億ゴールドを払えと言われて)

オルヘル
・無事に指輪を取り戻せましたよ。ソレル……
 あなたがこの指輪を贈ってくれた日のこと、私は今でも……

 極めて大事な発言ながら、誰にも突っ込まれずに流されてしまいました。

加害者会議

 オルヘルの素顔が、ユ・ファスに瓜二つだと知ったバロールの娘たちは、ミトラス修道会の本部で緊急会議をします。

マリア
・やはりお姉様(※ユ・ファス)が蘇っていたということ?
 それも新たに機械の体を与えられて。

イリアナ
・にわかには信じられないことだけれど、クレールの技術を持ってすれば、あるいは…。

マリア
・もしそうだとすれば これまで起こっていた不可解なことの説明がつく。
 機械でありながら、遺骸(※ドレイクの財宝)の力を振るえる理由も、亡者たちの支配を奪う不可解な力も。

ラクシャ
・いや、だとしても、やはりあの娘がユファスであるはずはない。

 ユファスはあの時、私たちが目の前で、ダグザの大釜に落ちて死んだ。
 あの日以来、彼女の魂はフラーマとして、小瓶の中に閉じ込められたままなのだから。

 この会話によれば、オルヘルはドレイクの財宝の力を振るったり、亡者たちの支配を奪ったりしたことがあるようです。

 経緯は描かれていませんが、オルヘル編ではそうした場面があるのかもしれません。

 ユ・ファスはバロールの娘ですから、オルヘル=ユ・ファスであるなら、ドレイクの財宝を使えることには不思議ありません。

 また、墓守りとして鎮魂の技能がありますから、亡者を鎮めることも当然できるでしょう。

 ユ・ファスは、3姉妹の目の前で、ダグザの大釜で処刑されたとあります。

 そして、ユ・ファスの魂は、フラーマとして小瓶の中に閉じ込められているそうです。この描写は覚えておいてください。

天冠

 オルヘルは、使徒の天冠(オーバンの紋章)と魂魄の天冠(ゴーティエの紋章)を持っています。

 君主以外で複数の天冠を持つ人物は、オルヘルに限られます。この点は非常に興味深いのですが、詳しいことは分かりません。

 確定的に言えるのは、オルヘルがバロールの系譜、それもかなり濃い血だということだけです。

 詳細は追加DLCに期待するとして、オルヘルの実体がユ・ファスであることは、どうやら間違いなさそうです。

 カイのように、動物的な嗅覚で察知した者もいました。

カイ
・そう言えば、オルヘルさんってさ、うちの母さん(※アウロラ)と少し雰囲気が似てる気がする。

魂がない

 先ほど、処刑されたユ・ファスの魂は、フラーマとして小瓶に閉じ込められている、という描写がありました。

 以下の一連の発言を見る限り、これは正しいようです。

 オルヘルは不自然なほど、「魂を大事に」と発言しており、彼女だけのキラーフレーズになっています。

 これはオルヘルに魂がないからでしょう。

オルヘル
・あのう…ご自分の魂、大事になさってくださいね?
 くれぐれも無駄にしちゃ駄目ですよ。大切なものですから。

トビヤス
・ガッハッハ。そこは命じゃないんか。魂か。変わった姉ちゃんだ。

オルヘル
・これは…この腕から禍々しい力を感じます。こんなものを使い続けていたら…

セオドラ
・森の部族の中で伝説的に語られる勇者マハマドゥの腕だ。
 王の座に就くことができたのもこのおかげ。禍々しいことなど、元より承知の上だ。
 忠告はありがたいが、はっきりと言っておこう。お前には関係ない。

オルヘル
・そういうのって、よくないと思います!
 もっとご自分を大切にしてください。あと魂も!

オルヘル
・そのビウエラからは、すごくよくない感じがしますから、出来ることならば、あまり、使わないようにした方がいいと思います。

レダ
・う…うるさいわね! あたしは、絶対に諦めないわ。
 あなたなんて、白髪鬼に倒されてしまえばいいんだわ!

オルヘル
・あの…本当に、ご自分の魂、大切にしないと駄目なんですからね!

神祖の元へ還っていない

 神祖の眷属(ナバテアの民)は本来、死んだらその魂が神祖の元に還ることになっています。

フォトナ
・今となっては知らぬ者も多いが、ナバテアの民の魂は必ず彼女(※神祖ソティス)と繋がっておる。
 なぜなら、ナバテアの民とは元来、彼女から別れた魂からなる存在だからじゃ。

 それ故に…吾らの魂は、死を迎えても大いなる循環に回帰することは決してない。
 いつかその時がくれば、彼女のもとに戻るだけのことじゃ。

 オープニングでは、ソレルの魂が神祖ソティスの元へ還っていました。そこでソレルは、世界を破滅から救えという使命を受けます。

 一方、エンディングでは、バロールとその娘たちの魂が、神祖の元へ還っていました。彼らは神祖に許しを請うていました。

 しかし、ユ・ファスの魂は、フラーマとして小瓶に閉じ込められたまま、神祖の元へ還っていません。

 これはやはり意図のある設定でしょう。

 理由は明確ではありませんが、素直に考えれば、ユ・ファスの生まれ変わりを防ぐためだと思われます。

 生まれ変わるはずがないユ・ファスが、再び自分たちの前に姿を現した。だからこそ、加害者の3姉妹は驚愕していたのです。

 特にイリアナは、オルヘルの素顔を見た時、珍しいほど感情を露わにしました。

 このように考えると、なぜソレルの魂は封じなかったのだろうと思いますが、それはシナリオの都合でしょうか。イシュマールに生まれ変わってくれないと、物語が始まりませんから。

 つづく。

 注
 この記事は個人の考察であり、任天堂及びインテリジェントシステムズ社の見解ではありません。
 内容の正確性を保証するものではなく、作品をより楽しむための娯楽的推測であることをご了承ください。

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